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リビング再考〜個を大切にしながら家族が集える共有スペースに〜〈4〉
憧れだけで思いを募らせて作っては、
家は長持ちしない、という山田さん。
わたしらしさとか、自分に合うものって
案外、自分自身ではわかっていないのかもしれません。
いよいよ山田さんの家づくりについての考え方を伺います。


愛着わく家づくりって?

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――「『〜したい』という気持ちで作っても、家は長持ちしない?」
山田「意味がないと飽きてしまうんですよ」
――「なんだかちょっと哲学的というか論理的というか……」
山田「いえいえ、そんな難しいことではなく。『〜風の家にしたい!』と思って建てますよね。けど結局、見た目優先にしたら飽きてしまうんですよ。憧れが大きいと気持ちも高揚して壁紙とかドアとか、電気のスイッチまでこだわって選んでしまう。ところが毎日、何年も見てるといつしかそんな思いもトーンダウンしてくる。そうなったとき、そのモノが活かされなくなってしまうんです」
――「そして、テイストの合わない家具なんかをふらっと買ってしまったりして後悔する……」
山田「そんなこともありえそうですね。家は長く使うもの、そして体と心を休める場所です。暮らすほど愛着がわく家にしないと。」
――「愛着わく家……」

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山田「間取りにしても同じで、ここは8畳分はとっておきたい、といっても、その8畳という広さにどれだけの意味があるのか。後々、もし部屋の一角が、物が積まれっぱなしになってしまってたらうんざりでしょ。その分の広さをその物があるべき場所に使った方がいい」
――「憧れよりも意味が大切、なんて聞くと難しそうに思ってしまいますが、お話を伺っていると、体全体で感じるもの、それも時間の経過による心の変化もイメージされてるのですから、とっても情感があるというかむしろ感覚的なものを大切にされているわけですよね」
山田「意味と感覚、遠いようで近いものかな。もちろん、お客さまには憧れや希望をどんどん発言して頂いた方がいいですよ。でないと話しは始まりませんから。伺ったご希望をもとに、お客様にとって意味ある住まいを考えるのが私の仕事です」
――「家づくりって、基礎とか壁の内部とか安全面で重要なことはいろいろありますが、間取りや内装に関してだったらなにが一番大切なんでしょう。つまり、愛着わく家づくりのポイントは?」

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山田「そうですね、私は肌のふれるところ、体の当たるところを重視しますね」
――「体の当たるところ?」
(ワダ)

……次回へ続きます


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09/04 11:00 | 山田雄一の空想空間
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