テラスも菜園もある広い庭、駐車スペースは2台分、
もちろん住まいも十分な部屋数を……。
希望はどんどん膨らむけど、面積には限りはあります。
けれどそれら全部を叶えてくれるという、旭化成ホームズ(株)の栗生澤さん。
どんな設計図ができあがったのでしょうか。庭を屋根に載せたら、空も家も広くなった。―――「限られた面積でたくさんの希望を叶えるため、庭を屋上に作るというお話でしたが……」栗生澤「はい、こちらがその間取り図です」


―――「この3階のルーフベランダというのが、屋上庭園になるのですね。駐車スペースは2台分、子ども部屋も書斎も、客間にできる和室もちゃんと作ってくださって」栗生澤「2階のベランダも広く取ってますから、外の風を楽しめますよ」
―――「屋上に庭……それってビルの建ち並ぶ都心のハナシと思っていました。緑豊かな住宅街に住みながら、わざわざ屋上に緑を植えるなんてちょっと違和感あったのですが」栗生澤「屋上緑化といえば都心の温暖化対策の話題ばかり取り上げられますが、私は戸建て住宅にもメリットはたくさんあると思います。まず、今回のご依頼のように面積以上のゆったりした空間をお望みなら、ルーフガーデン、つまり屋上庭園にされるのがおすすめですね。屋上に庭を作れば、敷地いっぱいに家屋を建てても、花や緑、外の風も十分楽しめます」
―――「庭を上に載せれば、家屋を広く作れますね」栗生澤「それになんといっても見晴らしがいいんですよ。普通、庭にはどうしても高い塀が必要でしょう。ルーフガーデンなら道路から中が見えることもありませんし、住宅街なら高い建物がないので上から見下ろされることも起きにくいでしょう。プライベートを守りながら視界をさえぎらず、空が広い。天体観察するなら屋上はぴったりです。それに周辺が自然豊かな環境ならそれがそのまま借景となり、自分の庭以上の広さを感じさせてくれます」
―――「なるほど〜。立地によっては屋上庭園のほうがいい場合もありそうですね」栗生澤「そうですね、高台にある階段状に切り開かれたところとかね。以前、ちょうどそのような土地のお宅を手掛けたことがあるのですが、その見晴らしの良さを生かすために腰壁に透明のアクリル素材を使いました。通常ならタイル張りや金属製の柵を使いますが、透ける素材で見晴らしのよさを損なわず、空に浮いてる感覚を得られればと思いそのようにしたわけです」
―――「それはステキ!」栗生澤「そしてもちろん、都心の屋上緑化と同じように省エネもできます。一般的に夏場は室温が4〜5度低下するといわれていますから」
―――「とはいえやっぱり屋根に土を載せるのですから、なにかと制約も多そう。メンテナンスとかどうなんでしょう?」栗生澤「そこは旭化成ヘーベルハウスの得意とするところです。まずは私の描いたイメージスケッチを見ていただきましょう」
(ワダ)
……次回へ続きます