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家族とともに、変化する家〈1〉
家を買う時、建てる時、多分将来はこうなるだろうなぁと予測しながら、行動するわけだけど、実際は、想定外のことが多いのもまた事実。
「子供は1人」のつもりが3人だったり、両親と同居することになったり、はたまた、ちょっと趣味で始めたことを本格的にやるようになったり。
今回のオーダーは、結婚を控えた若いカップル。
まだ、住まい方についての、明確な指針は持っていないようです。


登場していただいた久保田周平さんは、積水ハウス株式会社やまと支店橿原オフィス設計課に所属する1級建築士。

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1968年に大阪で生まれ、大阪で育ち、大阪大学工学部建築工学科を卒業しました。
1992年の入社以来、奈良県を中心に約300棟の物件を担当。30坪の3階建てから180坪の2階建てまで、その範囲は多岐に及びます。
仕事でのモットーは、「流行にとらわれず、サスティナブルな設計を」。
こちらの話をじっくり耳を傾ける姿勢に、「この人になら、なんでも相談できる!」と大きな安心感を持ったのでした。
※sustainabile(サスティナブル):持続可能な、長い期間の持続に耐えることのできる、という意味。

―――「今回の空想住宅は、現在、婚約中のカップルのオーダーです」
久保田「結婚を機に家を建てる、ということですね」
―――「はい。まだ、生活を一緒にしたことがないので、お互いの生活習慣や住まいへのこだわりがはっきりつかめていないみたいなんです。だから、家を建てると言っても、あまり細かいオーダーはなくて、むしろ、あまり作り込みすぎないで欲しい、と」
久保田「その方がいいですよ。暮らしてみて、はじめてわかる癖とか好みってありますから。それよりも、例えば、この部屋にはこんな家具を置こうとか、あの空間はこう使おう、と、ちょっとずつ、2人で相談していく方が2人で家で過ごす楽しみを見つけていけると思います」
―――「新婚生活って、それだけで楽しそうだけど、2人の共通の楽しみが、日常の中にあるのはいいですね」
久保田「意見が衝突することもありますが、でも家族としての絆も深まると思いますよ」
―――「なるほどね。このカップルは、新生活をスタートさせて、徐々に自分たちふたりの生活スタイルや住まいを作っていきたい、とのことだから、心配なさそうですね!それよりも、ひとつ問題があるんです」
久保田「何ですか?」
―――「資金です。結婚式やら、新生活に向けての細々した準備やらで、思ったより出費がかさんでるんですね。なので、価格もできるだけ抑えめに…」
久保田「いやいや、よ〜くわかりますよ。資金繰りは切実な問題。ご要望にお応えできるよう、配慮します」

というわけで、今回の依頼を無事に伝達。
プロフィール&依頼内容をまとめてみましょう。
●家族のプロフィール:男性(31歳)商社勤務、女性(29差)結婚に備え、家事手伝いという婚約中のカップル。来年3月に結婚予定。結婚と同時に、新居を購入することを考えており、自然も多く、大阪市内への通勤や奈良市内への移動にも便利な三郷町に惹かれている。
●住まいの希望:生活を共にしたことがない二人なので、住居内はあまり作り込みすぎないような設計が希望。自分たちのライフスタイルや家族の人数の変化などに合わせて、ふたりで手を加えていける(例えば、プチ・リフォームなどもできるような)ようにしておきたい。
また、将来子供が生まれることを考慮して、仕切れるフリースペースは、絶対条件。(できれば、子供は3人!)
まだ若いので、購入にあたっては、できるだけ低価格で抑えたいというのも現実。

次回は、いよいよ空想住宅の披露です。どんな家になるのか、乞うご期待!
(ミヤ)

……次回に続きます

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12/19 10:00 | 久保田周平の空想住宅 | CM:0 | TB:0
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